デボラのエサレンマッサージ&エネルギーワーク2
デボラ先生の穂高養生園でのクラスレポート2
エサレンマッサージとエネルギーワーク
穂高養生園で行われた2泊3日のクラスは、エサレンマッサージとエネルギーワークでした。今回のエネルギーワークの内容は、ポラリティです。
ポラリティとは、磁場の極性(プラスとマイナス)のアイディアを使って、人の身体を流れるエネルギーのバランスを整えるワークです。デボラ先生はその昔、ポラリティの発案者であるDr.ストーンから直接このワークを学んだと言います。当時、既に80代だったDr.ストーンですが、とても活力に満ちていて頭の回転が早く、とにかく何を言っているのか難解過ぎて分からないが、とても好奇心を刺激してくれる先生だったと話してくれました。
その沢山のエキサイティングなワークの中から、今回はマッサージに組み合わせる事ができるテクニックを紹介しますと言ったデボラ先生ですが、マッサージだけでなく日常でも使えるポラリティ・ヨガというエクササイズも交えてまさに好奇心を刺激する楽しいクラスになりました。
まずはモーニングクラスでのポラリティ・ヨガ。エネルギー的にニュートラルな状態と、しゃがんだ姿勢を取って体を揺すったり、薪割りの動作に合わせて腹の底からハッと声を出したり、面白いエクササイズが続きました。
声=音のバイブレーションがエネルギーを活性化するのだそうで、毎朝みんなで大きな声を出して、気を高めていました。
ポラリティのセッションでは、エネルギーの滞りやブロックが起こりやすい足踝(くるぶし)のポイントへのアプローチから。アメリカではこのポイント、結構強い反応の人が多いようでして「アメリカではクラスのあちこちで悲鳴や叫び声があがるのよ」と言っていましたが、日本人は気の流れが良い? のか我慢強いのか?あまり大騒ぎにはならず、比較的粛々とクラスは進行して行きました。
マッサージの終わりに使える一連のワークを教わり、実際のオイルマッサージに合わせてのセッションもしてみました。エネルギーのバランスを取り落ち着かせるこれらのワークでは、とても心地よい静寂な感覚を味わえます。
全員が相手の頭を優しくホールドし、迷走神経に軽く指を当ててじっとエネルギーにチューニングを合わせている間、部屋の中全体の空気がゆるやかに変化し、静けさと心地よいプレゼンス(今、ここ)の感覚に包まれたのを感じました。もしかしたら今回の参加者の皆さんが既に何かしらのワークの経験者であった事も手伝ったのかも知れません。深い感覚を味わったひと時でした。
次回はもっと長いコースでやりたいわ、とデボラ先生は、ポラリティでは幾つかの大切なアイディアがあると言っていました。食べ方/栄養の摂り方や身体的なエクササイズなどに合わせて、一番大事なのは Thought / Attitude (考え方/態度)であると。物事に対するポジティブな捉え方、そこに向き合う姿勢や心構えの大切さ。くよくよしないで明るい面を見ようとする事こそが、その人の中の流れを良くするのだと。そして「Love / 愛」が最も大切なのだと。
次回、この辺をもっと詳しく教えてもらえたら、これまたプラクティショナーにはたまらないクラスになりそうです。